悶絶! デクシニ体験レポート



ようやく聴くことができました! 「キディ・グレイド サウンドレイヤー」!!
いや〜〜なんつーかもう、イヤホンしたまま机に突っ伏し、ぐふっ、ぐふっ、ぎゃはっ、と下卑た笑いが止まらない。ももも悶絶……。

何を今更、という方も多いと思いますが、ご存じない方のために解説いたします。
陽○画より真似しやすかったが、やはり微妙に似ていない。
こんなに露骨に攻/受のハッキリした人達にも逆カップリングは存在するのだろうか。
「キディ・グレイド」とは数年前放映されたアニメのタイトル、今回私が聴いたのはその番外編みたいなドラマCDです。私のようなファーストガンダム世代の女には接点のなさそうな美少女SF物ですが、これにですね、右(→)のような感じの人達が出てくるのですよ…。
もうおわかりですね? 赤い方(デクステラ)を鈴置さん、青い方(シニストラ)を飛田さんが演じているのです。
で、その内容ですが、これが想像を絶するもの凄さ。
「あなたの寝顔を久しぶりに見せてもらいましたよ…」(by飛田)とか!
「ゆうべはクタクタになるまでやったからな…」(by鈴置)とか!
「おまえの命を、俺にくれ」(by鈴置)とか!
「俺の命なんてとっくにキャプテン(と呼んでいる)に預けてありますよ」(by飛田)とか!
もーいちいちスッゲーこと言ってくださるわけですよ。それで何やら二人で特訓みたいなことしてるんですけど、その掛け合いたるや
「キャプテーン!」(by飛田)
「行くぞ!!」(by鈴置)
「受けてみせる!!」(by飛田)
ギャ〜〜〜〜〜!!!!! ちょっとお〜〜、まんまじゃないすか〜〜〜!! ひゃあ〜〜〜!!!

これを私はダンナが風呂入った隙にイヤホンで聴いてるわけです。
親に隠れて夜中にAV観てる男子高校生と何も変わりません。制作者側の狙い通りに踊ってしまった往年の同人女の見苦しい姿…。しかしアニメの制作会議の場で
「声優のオーディションについて何か意見は」
「デクステラは鈴置洋孝氏、シニストラは飛田展男氏指名とします。オーディションは要りません」
「しかしご本人に打診してみないと…」
「この二人でなければ無意味です。このキャスティングで団塊ジュニア世代以上の女性ファンを確実に取り込めるんです! なんとしても実現を!」
なんていう会話がなされたかと思うと感慨深いものがありますね。そして形ばかりのオーディションにやってきた鈴置・飛田両氏。「どんなイメージで演ればいいんですか?」というお二人の問いに、
「日向くんと若島津くんでお願いします」
と真顔で答える女性ディレクター京子(仮名)。ついでに
「なぜ逃げるんだ若島津、って言ってみてくれませんか」
などと余計なお願いをしてしまう京子・コジケン歴20年(絶対こういう人が企画してるよなあ)。鈴置・飛田両氏は何か悟ったように顔を見合わせるのであった。
アフレコ本番、練りに練ったコジケンシナリオを握りしめ、大興奮のディレクター京子。
「キャプテン!」
「なんだ若島津、じゃなかったシニストラ」
「ギャ〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
気前よくサービスNGを出してくれる鈴置さんに、仕事そっちのけでのたうちまわる京子3X歳…。こっ、この日のために…この日のために私はアニメ業界で頑張ってきたのよ! かかか感無量……。

なんてことが実際に行われたかどうかは知りませんが、いろいろ考えていると何だか目頭が熱くなってきます。
どうして私はアニメ業界に入らなかったんだろう…そして脚本は私で作画は岡迫さんでキャストはもちろんこの二人で著作権に引っかからないように微妙に名前だけ変えてコジケンのアニメ(18禁)を…とか真剣に妄想したりしましたが、そう簡単にできるものなら皆やってますね。それが叶わぬ夢だからこそ同人誌や同人サイトがあるわけですが、そこを押してコジケンCD(と言って差し支えないですよね)制作実現まで持っていったアニメ業界のコジケンスキーさんたちには、もうただただ敬服そして感謝するばかりです。

ありがとう京子(仮名)さん、ありがとうキディ・グレイド制作スタッフの皆さん、それからダビングしてくださった某さんありがとう。堪能させていただきました! 
この感動を胸に今後ますますサイト運営を頑張っていこうと…などと言いつつ、貴重な夫の風呂タイムをCD鑑賞にあててしまっているため、肝心のコンテンツ制作がまったく進まない隠れオタ嫁の私であった。



[ブラウザバックでお戻りください]